東京駅2013年08月31日

東京駅


よく晴れて暑い!
風が強くなってきました。


おなかが空いたのでランチへ。
丸ビルへ向かいました。


RICOH GR にて撮影。

浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション ~第3期2013年08月31日

三菱一号館美術館


浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション
第3期
うつりゆく江戸から東京―ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線



ランチのあと、三菱一号館美術館へ行きました。



第1期の記事: 浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション


第2期の記事: 浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション ~第2期





葛飾北斎 冨嶽三十六景 御廐川岸より両国橋夕陽見
文政末~天保初期
人も細かい。
橋や対岸、遠くの景色はぼやけている。遠くに富士。
手前の船や乗ってる人が浮き上がって見える。

歌川国芳 東都三ッ股の図
天保3年頃
スカイツリーみたいなのが対岸にあると話題になった浮世絵。
火の見櫓は三丈(約10メートル)だからこれは20メートル程はあると考えられます。
実は、井戸掘り用の櫓だと思われるそうです。

初代歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋舗
安政4年11月
ゴッホの模写みたことあります♪
木は黒グレー。横切ってる。思ったより淡い。
ゴッホのを先に見てるからゴッホのインパクトが強くて、本物はこんな感じだったんだあって思いました。本物はかわいい。 下から緑、ベージュ、淡い赤のグラデーション、きれい。穏やかです。
離れて見ても色があたたかくてきれい。暖炉の上に展示してあって、ああこんな風にしてヨーロッパで鑑賞されていたのかなあと思いました。
面遠近法。

初代歌川広重 名所江戸百景 大はしあたけの夕立
安政4年9月
雨にあわてる人々。垂れ込める黒雲。
不安ととっさな印象。
対岸は右下がり、こちらの橋は右上がりに画面を横切っている。

初代歌川広重 名所江戸百景 堀切の花菖蒲
安政4年閏5月
手前に花菖蒲。下からあおって、画面いっぱいです。
遠くの景色は下1/3ちょい。
構図勉強になるなあ。

初代歌川広重 名所江戸百景 深川洲崎十万坪
安政4年閏5月
迫力!鷹急降下、つばさを広げて細かいです。

三代目歌川広重 東京名所図会 銀坐通
明治18年4月
今風のレトロな絵みたい。きれいな銀座通り。


小林清親 東京新大橋雨中図
明治9年
うるんだような景色。

「光線画」  西欧の構図法、陰影法、明暗法が用いられ、自然に変化する光の揺らぎが捉えられている。

小林清親 東京小梅曳船夜図
明治9年8月
月光で人が浮き上がっている。

小林清親 川崎月海
明治12年
月の光が海に照ってる。大きな船、小舟。

小林清親は、広重「名所江戸百景」を強く意識した「武蔵百景之図」を制作。 晩年には肉筆浮世絵が多いそうです。
小林清親の作品は初めてみました。浮世絵の技法を使ったアート作品という印象がしました。


大蘓芳年 藤原保昌月下弄笛図
明治16年2月 秋山武右衛門 大判三枚続
かっこいい。絵みたい。浮世絵なんですね。




肉筆浮世絵

初代歌川豊国 花魁立姿図  江戸
文化期
着物の柄が細かい。帯が絞りで立体的に見える。

歌川国貞(三代目歌川豊国) 桜下吉原仲之町賑之図
文化10年頃
花見。真ん中にピンクの並木。 華やかです。

小林清親 盆踊り
明治後期
今風。力抜くところは抜いて洒落てる。

小林清親 首尾の松 花火
明治末期
小林清親のこの2枚、洒脱です。


ゆっくり見ることができました。楽しかったです。 ありがとうございました。



浮世絵Floating World-珠玉の斎藤コレクション|三菱一号館美術館


三菱一号館美術館

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もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)



小林清親 東京名所図 (謎解き浮世絵叢書)