ミレー展2014年10月23日

三菱一号館美術館


ボストン美術館 ミレー展―傑作の数々と画家の真実

三菱一号館美術館へ行きました。

内覧会に参加しました。
はじめに館長さんからご挨拶があり、
次に学芸員さんが解説をしてくださいました。
ありがとうございました。



写真は主催者より特別な許可を得て撮影・掲載しています。




感想

ジャン=フランソワ・ミレー
自画像
1840-41年頃
少しおびえたような、その中に決意を秘めた眼差し。
目が気持ちを表してる。




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ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
ブリュノワの牧草地の思い出
1855-65年頃
夢の中みたい。好き。
全体に黒の混ざった深緑、コローの森。
白が点在してる。



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ジャン=フランソワ・ミレー
馬鈴薯植え
1861年頃
優しい営み。
木陰に寝てる赤ちゃん、とロバ。


ジャン=フランソワ・ミレー
種をまく人
1850年
力強い。
斜めにくだる農民、少し歪んで勢いを表してる。
後ろに振り上げた手、こぼれる種。
地平線の作業中の人、物は日が当たっている。オレンジのあたたかい日。こちらは陰、奥行を感じる。


ジャン=フランソワ・ミレー
羊飼いの娘
1870-73年頃
牧歌的。
風も感じる。



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ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
草刈り
1838年

2008年7月16日のコロー展 光と追憶の変奏曲、国立西洋美術館で見たことある。
その展覧会では「鎌を手にする収穫の女、あるいは鎌を持つ女」と表記されていた。
ブログ記事:コロー展

明るい労働の喜び。
目がまっすぐこちらを見て、きらっと光ってる。
さわやか。いきいきした女性の休息。手に鎌、腰かけてる。



ジャン=フランソワ・ミレー
洗濯女
1855年
静か。オレンジのくすんだ光に包まれてる。三日月、黄昏時。
黄昏の空のグラデーションがきれい。
ブルー、オレンジ、穏やかに混ざっている。
川の中は逆に映って上下逆のグラデーション。
女たちは逆光の中、作業に精を出している。



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ジャン=フランソワ・ミレー
ミルク缶に水を注ぐ農婦
1859年

2013年10月3日に三菱一号館美術館名品選2013 -近代への眼差し 印象派と世紀末美術- でも見た。
ブログ記事:三菱一号館美術館名品選2013 -近代への眼差し 印象派と世紀末美術-

あひるもかわいい、こっち来る1羽。あちらに3羽がちょうかな。
金に輝く壺のところにカモたち。
農家の日常。



ジャン=フランソワ・ミレー
木陰に座る羊飼いの娘
1872年
ノスタルジーを感じる。
少々印象派っぽい。
少女の手やひざのスカートの上に映る木漏れ日が揺らいでる。
紡いでいる手を休めて少し眠そう。穏やかだなあ。





小さい頃から好きなミレーの絵を見ることができて、とても楽しかったです。
好きなコローも見られたしうれしかった。
ありがとうございました。
すてきな展覧会に感謝です。





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RICOH GR にて撮影。


ボストン美術館 ミレー展―傑作の数々と画家の真実
会場:三菱一号館美術館
会期:2014年10月17日(金)~2015年1月12日(月・祝)
年末年始休館:12月27日(土)~2015年1月1日(木・祝)
開館時間:10時~18時(金曜(祝日と1月2日を除く)は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日・振休の場合は開館。1月5日は18:00まで開 館。)

ボストン美術館 ミレー展 傑作の数々と画家の真実|三菱一号館美術館

三菱一号館美術館






「農民画家」ミレーの真実 (NHK出版新書 427)

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_ はろるど - 2014年10月29日 21時12分58秒

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