竹内栖鳳―京都画壇の画家たち2012年10月20日


山種美術館


特別展 没後70年
竹内栖鳳
―京都画壇の画家たち


山種美術館へ行ってきました。


今回は
「青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会」に参加させていただきました。
館長さんのギャラリートークもあって楽しかったです。

本日の内覧会では作品の写真撮影をしてもよいということなので
カメラも持っていきました♪
撮影した写真は展覧会を紹介する記事につき掲載許可をいただいています。



展覧会は3章で構成されています。
第1章 先人たちに学ぶ
第2章 竹内栖鳳の画業
第3章 栖鳳をとりまく人々




印象に残った作品の感想です。


竹内栖鳳
班猫
1924(大正13)年
目がエメラルドグリーンで実にきれい。
美術館のやわらかい光のなかで
目だけ浮かび上がっているように感じられました。
そのくらい引き付けられました。
実物を見ることができてよかったです。
そして毛がふわふわ。

班猫


毛と目に
金が使われているそうです。
班猫_1

1本1本細かい描写だなあ。

班猫_2

目はグラデーションになってます。
角度によって金がきらっとして見えました。




竹内栖鳳
模写・雪舟筆「山水長巻」
1890(明治23)年
雪舟筆「山水長巻」は、
今年のサントリー美術館の企画展『毛利家の至宝』で見ました。
16メートルほどもある巻物です。
模写していたんですね。
春から夏にかけての約3m分を写したもの。
描きこまれていて、勉強熱心さが伝わってきました。
模写・雪舟筆「山水長巻」



竹内栖鳳

1910(明治43)年
なんて可愛いんでしょう♪
思わず笑顔になりました。
赤い葉がポイントになってる。
熊


 

竹内栖鳳
象図
1904(明治37)年頃
伸びやかな、なめらかな線。
好きだなあ。
目の前にふわっと現れたよう。
象図

金色の屏風もインパクトあります。
そこに墨のみで描かれているそうです。


とてもリアル。
力強い。
象図_1


横向きの象の背には
猿が乗っています。

雀を指さして、 
象図_2

 なんともうれしそうな顔。

雀は象の進行方向とは逆に
屏風の外へ飛んで行っています。
象図_3





墨画もすてきでした。


竹内栖鳳
水墨山水
1933(昭和8)年
ヨーロッパ旅行をして、
ターナーやコローの影響を受けているそうです。
なるほどー!
水墨山水

もやのような、霧のような
空気を描いてるように感じました。
見てると楽しくなって、もっと見ていたくなりました。



竹内栖鳳
晩鴉
1933(昭和8)年
左下に鴉が一羽います。
尾をわざと下向きに描いていて画面の力点にしていると
栖鳳自身が語っているそうです。
晩鴉
 

特注の「栖鳳紙」に描かれています。




竹内栖鳳
艸影帖・色紙十二ヶ月  鯛(1月)
1938(昭和13)年頃
どことなく愛嬌のある顔立ち。ほのぼのしました。
見ていてしあわせな気持ちになりました。
艸影帖・色紙十二ヶ月  鯛(1月)

 


竹内栖鳳
緑地
1927(昭和2)年頃
色がとてもきれい。
水がにじんで
蛙が顔を出しています。
水中の蛙のからだが透けて見えています。
緑池

 


竹内栖鳳
飼われたる猿と兎
1908(明治41)年
自宅で飼っている猿や兎を写生して描いた作品だそうです。
 

猿が威嚇してきてびっくり。
気が立ってるみたい。
飼われたる猿と兎_1

鎖につながれているからなんでしょうね。。


こちらは兎。

ながーくなって力が抜けてます。
飼われたる猿と兎_2

 
うん、飼われたる、ですね。
野生だったらすぐ捕まっちゃう。
よく観察しているなあ、と思いました。




竹内栖鳳
梅園
1930(昭和5)年頃
春の訪れ。かわいい色合い。
角度を変えて見ると、
梅園_1

和紙がきらきら☆

華やかさが加わって、
春の喜びが伝わってきます。



竹内栖鳳
干柿
1926-42年頃
(昭和初期)
こちらも和紙がキラキラしています。
干柿_1

少し渋い光に感じて
絵に重みや威厳が加わっているように思いました。





竹内栖鳳
春雪
1942(昭和17)年
牡丹雪の中、船の舳先に一羽の鴉が佇んでいます。

鴉は栖鳳本人なのかな。

その背中は気高く孤高な存在を感じさせます。
同時に将来への決意も伝わってくるよう。

最晩年の作品に感銘を受けました。

春雪_1





○山種コレクションルーム


竹内栖鳳
散華
1910(明治43)年
当時としては珍しい裸婦のモデルを使い写生したそうです。
金が輝いてきれい。
柔らかい表情。
散華_1



上村松園
新蛍
1929(昭和4)年
線が美しいなあ。
着物のラインもきれい。すーっと引かれた線。
好きです。

御簾越しの表現も繊細。
新蛍_1

とってもすてき。





竹内栖鳳の作品をたくさん見ることができてとても楽しい展覧会でした。
ありがとうございました。
栖鳳は、いつも向上心をもって画業に対して実直な方だったんだなあ。

今回初めて山種美術館に行ったのでそのこともうれしかったです。




展覧会を見た後は
ブロガーさんたちとの交流会もありました。
館長さんとブロガーさんとお話しできました♪

和菓子も用意していただいて、
持ち帰りたいと言ったら丁寧に包んでくださいました。うれしい。
ありがとうございました。おいしかったです。
白うさぎ

 
すてきな企画をしてくださったことに感謝いたします。

竹内栖鳳展


 

コメント

_ ruru ― 2012年10月27日 00時07分44秒

こんばんは。
写真きれいに撮れていますね!
私も一眼持って行けば良かったなあと後悔です^^;

ギャラリートークが聞けてゆっくり鑑賞できて良い機会でしたよね。
私はあれから少し栖鳳について詳しくなった気になっています(*^-^)

_ さわ ― 2012年10月29日 20時29分27秒

こんばんは。
ありがとうございます。美術館で撮ることあまりないから楽しかったです。
ruruさん一眼もってるんですね、すごーい\(^o^)/なら次の時にはぜひ♪♪
うん、栖鳳のお勉強にもなったしいい機会をいただきました(^-^)

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