大・開港展 ― 2009年09月22日
大・開港展-徳川将軍家と幕末明治の美術-
横浜美術館へ行きました。
幕末や開国のころの歴史資料や
美術作品を見ることができました。
◆徳川時代
《小物類 家茂所有》
《雛道具 薩摩切子 篤姫(天璋院)》
小さくてかわいらしい。
細工が細かくて見事だなあと思いました。
◆明治時代
輸出用の工芸品が興味深かったです。
ずっと見てみたいと思っていた初代宮川香山を見られて、
うれしかったです。
《初代宮川香山 高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指》
蓋の上の猫のリアルなこと!
《十二代沈寿官 色絵金襴手花卉文大瓶(一対)》
いろいろな野菜の絵、花の絵が描かれていて、見ていて楽しい♪
立派な大瓶に遊び心が感じられます。
とってもすてき。好き♪
東京国立博物館所蔵だそうです。
《初代宮川香山 高取釉蟹高浮彫水鉢》
蟹がくっついてる! 重なってるし。
焼き物でよくこういうリアルで細かい造形ができるなあ、
と感嘆しました。
幕末、開国を感じられる楽しい展示でした。
輸出用の工芸品が楽しかった♪
日本の工芸品の技術の高さ、
感性、モチーフのすばらしさを再認識しました。
外国の美術に影響を与えたのが理解できるなあ。
横浜美術館コレクション展 2009年度第2期 ― 2009年09月22日
大・開港展の後、
収蔵作品展をみました。
◆近代フランス絵画
ピカソ、ブラック、フェルナン・レジェなどを
見ることができました。
パブロ・ピカソ
《ヴィーナスとキューピッド(クラナハによる)1》
リトグラフ。
1、2、3と、同じ題材で3枚のヴァリエーションがあって、
並んで展示されていました。
絵の変化というか、変形していくのが興味深かったです。
◆シュルレアリスムの美術
楽しみにしていたコーナー。
ルネ・マグリット
《王様の美術館》
見たかった絵。とてもよかったです。
目の前にすると迫力があって楽しかった。
正面から問いかけられているような気分になりました。
サルバドール・ダリ
《幻想的風景 暁、英雄的正午、夕べ》
大きい作品です。
ダブルイメージなど面白い。
見入ってしまいました。
マックス・エルンスト
《少女が見た湖の夢》
エルンストは初めて見たのでうれしかったです。
デカルコマニーなどの技法で作品を作っていたというので興味がありました。
とても個性的でした。
◆現代日本画の諸相
片岡球子
《面構 浮世絵師鈴木春信と博物学者平賀源内》
《面構》シリーズ、初めてみたのでうれしかったです。
大きくて大胆。楽しい。
平賀源内の着物が色鮮やか。いい意味での色気があって、
全体のバランスとか、印象に残りました。
◆近現代の彫刻・ガラス
イサム・ノグチ
《真夜中の太陽》
よかったです。
横浜美術館コレクション展、内容がとても充実していて楽しかったです。
帰りに寄ったミュージアムショップは広くてきれい。
また時間をかけてゆっくり来たいなと思いました。
横浜美術館コレクション展 2009年度第2期
2009年7月22日(水曜)から11月23日(月曜・祝日)まで
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