北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展2019年11月18日


すみだ北斎美術館

北斎 視覚のマジック 小布施・北斎館名品展 
すみだ北斎美術館へ行きました。

プレス内覧会に参加しました。撮影は特別な許可を得ています。

北斎は晩年、信州の小布施を訪れていました。今回は小布施・北斎館の名品を前期・後期で約130点、東京でみられる貴重な機会です。




感想
肉筆画がたくさんありました。
晩年の創作活動に興味があったので、とても勉強になりました。

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富士越龍
1849年
北斎が亡くなった年の描き初め。絶筆に最も近いと言われている作品です。
見られてよかったな。富士がすっくと高い。稜線が凛としてきれい。天を見つめて昇っていく龍は北斎自身のようにも思える。




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『肉筆画帖』鷹匠の鷹
1834-44年頃
丹念に描かれていて美しい。羽毛のようす、からだをねじってこちらを見遣る目、紺色の布の色合いもいい。赤い組紐がアクセントになっている。




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日新除魔 十月十日
1842-43年
このシリーズ、初めて見ました。
より北斎の筆致を感じらておもしろいな。




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東町祭屋台天井絵 鳳凰
1844年頃
以前から見てみたいと思っていたので、今回楽しみにして行きました。
上町祭屋台天井絵 男浪 と2作品並んで展示されています。とても近くでみられて贅沢でした。





版画もたくさんあります。

冨嶽三十六景
知ってる場所を見つけると、うれしくなる♪

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冨嶽三十六景 隠田の水車
1831-33年頃
昔の渋谷川。こんな風だったんだ~。のどかだなあ。楽しい。
水車のしぶきの描き方が北斎独特でおもしろい。




作品数も多くて、見ごたえがありました。
すてきな展覧会をありがとうございました。
11/19-2020/1/19 




すみだ北斎美術館_外観