「世界に挑んだ7年小田野直武と秋田蘭画」展、報道関係者向けプレミアムトーク2016年08月26日


サントリー美術館にて

サントリー美術館へ行きました。
「世界に挑んだ7年小田野直武と秋田蘭画」展、報道関係者向けプレミアムトーク

ブロガーとして招待されました。

プレミアムトークではまず美術館側から展覧会についての説明がありました。
そして直武について研究をなさっていたりお詳しい先生方から解説がありました。
興味深かったです。




サントリー美術館ではこの秋
「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」展を開催する。
直武は『解体新書』の挿絵を描いた秋田藩士。
その西洋と東洋の融合した絵画は「秋田蘭画」と呼ばれている。


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直武はとても絵が上手だ。
若い頃から上手で、秋田藩のお抱え絵師から狩野派を学んだそう。

平賀源内が鉱山開発のため秋田藩に招かれたことが、
直武にとってのターニングポイントになった。


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源内が江戸にもどった後、直武は藩主より江戸に派遣される。


プレミアムトークでは、直武は源内の家に住み込んだと説明があった。
その時、西洋画を模写して陰影法、中国絵画を写してモチーフを学び、独自の絵画を描くようになったそうだ。



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直武は解体新書の挿絵を描くことになる。
刊行は直武が江戸にでて8ヶ月後だった。

早いなあ!その実力が認められたということなんだろうな。




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変わった絵だな、と思っていたら、西洋と東洋が融合してるから。
それにとてもリアルだ。高い表現力や技術力が見て取れる。



プレミアムトーク、とても勉強になりました。
先生方、ありがとうございました。
展覧会も期待しています。




サントリー美術館
「世界に挑んだ7年小田野直武と秋田蘭画」展
会期:2016年11月16日(水)~2017年1月9日(月・祝)
開館時間:10時~18時
※金・土、および12月22日(木)、1月8日(日)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(ただし1月3日は開館)、12月30日(金)~1月1日(日・祝)

サントリー美術館






エミール・ガレ展2016年08月26日



サントリー美術館

オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ
サントリー美術館へ行きました。



Ⅰ ガレと祖国

花器「フランス菊」
エミール・ガレ
1881-85年頃
愛国心の表れ。堂々としている。

シャンパングラス
エミール・ガレ
1900-03年
きみどり。蓮の葉みたい。すてき。


Ⅱ ガレと異国


Ⅲ ガレと植物学

花器「茄子」
エミール・ガレ
1900年頃
おもしろい。なすの形してる。


Ⅳ ガレと生物学

大杯「くらげ」
エミール・ガレ
1898-1900年
宇宙みたい!うずまいている。大群のくらげ。


V ガレと文学

鉢「蝶・蛾」
エミール・ガレ
1889年
光沢ある紫色の鉢に細密な蝶。陶器みたい。

栓付瓶「ヴェロニカ」
エミール・ガレ
1892年
形は実。小花飛んでる。かわいい。


Epilogue ガレと究極

 脚付杯「蜻蛉」
エミール・ガレ
1903-04年
羽がくもりガラスの中に漂って溶けていく。


たくさん作品があって、見ごたえありました。
デザイン画の展示もありました。それを現実の作品にする技術、とても高度だったんだと分かりました。
ありがとうございました。