「はじめての古美術鑑賞」展2016年09月01日


根津美術館

コレクション展
はじめての古美術鑑賞
―絵画の技法と表現―

根津美術館へ行きました。



瀟湘八景図巻
狩野常信筆
日本・江戸時代 17-18世紀
すべて潑墨。
みごと。穏やかな水辺が雨にけむる。


白衣観音図
赤脚子筆
日本・室町時代 15世紀
外暈が使われている。
ほわーっと光っているよう。


竹狗児図
長沢芦雪筆
日本・江戸時代 18世紀
2匹の犬が可愛い。モコモコ。
付立てで描かれた竹、見事。すーっと高く、しなってる。


洛中洛外図屏風
狩野探幽筆
日本・江戸時代 17世紀
金雲。
華やか。人々のようす。細かいなあ。見てて楽しい。



日本画の技法をよく理解することができました。
楽しかった。
ありがとうございました。




お天気よくて、庭園もお散歩しました。


すすき

すすきもきれいだった。空も秋だった。

秋の空

RICOH GR

すてきな庭園散歩ができることに感謝です。



ポンピドゥー・センター傑作展2016年09月06日


東京都美術館

ポンピドゥー・センター傑作展
―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―

東京都美術館へ行きました。


マルク・シャガール
ワイングラスを掲げる二人の肖像
1917-1918年
縦に大きな絵。
ものすごくうれしそう。特にシャガール。


ロベール・ドローネー
エッフェル塔
1926年
やさしく明るいポップな色。エッフェル塔が好きなんだなと思った。


レオナール・フジタ(藤田嗣治)
画家の肖像
1928年
白地にきれいな線。
きりっと正面でこちらを見る。心の強さ。
猫いじられてうれしそう。


アンリ・カルティエ=ブレッソン
サン=ラザール駅裏
1932年
オリジナルプリントは初めて見た。


パブロ・ピカソ
ミューズ
1935年
愛人マリー=テレーズはブルーで落ち着いている。眠ってる。
妻オルガは目はするどくかなしそう。鏡の中は黒いものが渦巻いてる。
別居した年に描いたそう。


アンリ・マティス
大きな赤い部屋
1948年
赤くてパワーあるなあ。79歳の時の「室内画」シリーズのさいごの一点。


ジュヌヴィエーヴ・アス
光のトリプティック
1970-1971年
やさしい。
3枚あって、朝の窓から差し込む光、昼、夕方、みたい。
かすかに窓枠見えるよう。



1年に1作品の展示だった。かわった展示だね。
様々なアートをみることができた。
ありがとうございました。



ポンピドゥー・センター傑作展

東京都美術館

東京都美術館_




「驚きの明治工藝」展 特別内覧会2016年09月06日


東京藝術大学大学美術館

「驚きの明治工藝」展
東京藝術大学大学美術館

明日9月7日から開催される展覧会です。
特別内覧会へ行きました。



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《自在龍》
宗義 
明治-昭和時代
大きい!
入口で出迎えてくれてる。壮大だなあ。



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《自在カマキリ》
好山
明治-昭和時代
細かーい。リアル!
楽しい。



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《砂張塗漆鉢》
柴田是真 
明治時代
まるで鉄器だ。
これが漆器なんて、さすが是真。



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《染付菖蒲文花瓶》
宮川香山 
明治-大正時代
美しいな。



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宮川香山の作品が3点一緒にある展示ケース。すてき。



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《留蝉蓮葉水盤》
宮川香山 
明治-大正時代
セミかわいい~♪楽しい~。ずっと見ていたい♪
とっても細かいの。超越した技術だ!


《菖蒲文花瓶》
宮川香山 
明治-大正時代
きれいだなあ。優しい。


《兎文鉢》
宮川香山 
明治-大正時代
鉢のなかに兎の顔。デザイン力が洗練されてるんだよなあ。





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《秋草鶏図花瓶》
濤川惣助 
明治時代
描いているんじゃなくて、無線七宝。わあ、ここまでできるんだあ。




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《龍文壺》
並河靖之
明治時代
片手に乗るくらい小さい。細かーい。有線七宝です。
目を凝らしてじっくりみた。

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こまかーーい。美しい。




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《月に梅図盆》
濤川惣助 
明治時代
墨絵のようだ。
これが無線七宝なんだなあ。



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《湯沸》
山田宗美
明治時代
1枚の鉄板から打ち出してる。
わあ~初めて見ました。
どうやったらできるんだろう!

写真はRICOH GRで撮影しました。



今回の展示は、ひとりのコレクションだというから、すごいな。
すきな作家、すてきな作品があって、楽しかったです♪

ありがとうございました。
感謝です。




「驚きの明治工藝」展
東京藝術大学大学美術館
会期:2016/9/7(水)~10/30(日)
※会期中、一部作品の展示替えあり。

本展会場内は一部を除き写真撮影が可能です。

「驚きの明治工藝」展公式サイト
東京藝術大学大学美術館





「明治有田 超絶の美」展2016年09月22日


泉屋博古館分館

有田焼創業400年記念
明治有田 超絶の美
―万国博覧会の時代
泉屋博古館 分館へ行きました。

内覧会に参加しました。

写真は美術館より特別に撮影の許可を頂いています。


解説、ありがとうございました。
明治の有田焼の特徴は、大作、大きな作品、と精密描写の2点だそうです。




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有田
《染付蒔絵富士山御所車文大花瓶》
1873(明治6)年
ウィーン万国博覧会の会場写真に写っている。
大きいなあ!
明治の有田焼では最大。金色は漆だそう。




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香蘭社(辻勝蔵)
《色絵鳳凰秋草文耳付花瓶》
1875(明治8)年~1879(明治12)年
色鮮やか。かわいくて素敵。




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精磁会社
《色絵鳳凰菊御紋入四足香炉》
1879(明治12)年~1897(明治30)年頃
とても精緻な文様が描かれている。形もバランスが取れていて、かわいい。
全体に金色の印象で、文様に使われている淡いグリーンと朱とともにトーンが上品。素敵だ。
白色もアクセントに効いている。




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香蘭社
《色絵獅子牡丹文大皿》
1875(明治8)年
大皿に3頭の獅子がだまし絵風に描かれている。
遊び心があるなあ。3頭とも見つけることができた。
図案も展示されている。




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特別出品
雪竹
《色絵花鳥文大花瓶》
明治時代
高さ60cmに及ぶ大作。
とても色鮮やか。美しい。




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香蘭社
《色絵亀甲地羽根文瓶(対)》
1902(明治35)年頃
皇室関係のお祝いの品。
おめでたい、きちんとした印象の作品。




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深川製磁
《色絵鳳凰文大花瓶》
1900(明治33)年~1920年代
陽刻、染付、青磁、色絵を駆使した豪華な作品。
陽刻と染付で表された鳳凰が美しいなあ。
雲気文が地文様でびっしり描かれていて息をのんだ。すばらしい技術だ。





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香蘭社
《色絵竹林文壺》
1879(明治12)年~1880年代
優しい色合い。見ていて安らぐ。
金にブルーの色使いがいいなあ。とても上品だ。





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洋食器の展示もあります。

写真はRICOH GRで撮影しました。



いろいろな有田焼をみることができました。
ありがとうございました。


明治有田 超絶の美 ―万国博覧会の時代
泉屋博古館 分館
会期:2016/9/24(土)~12/4(日)