肉筆浮世絵展 ― 2016年01月03日
シカゴ ウェストンコレクション
肉筆浮世絵ー美の競艶
浮世絵師が描いた江戸美人100選
上野の森美術館へいきました。
米国シカゴの日本美術収集家ロジャー・ウェストン氏のコレクション。
肉筆浮世絵129点の展覧会です。
宮川長春
琉球人舞楽之図
宝永7~享保3年(1710~18)頃
細かくてとても美しい。
いろいろな楽器。ドラみたいなのが素敵。琉球の髪飾りもきれい。
衣装も人物ごとに描きわけていていいなあ。
宮川長春
路上風俗図巻
享保年間(1716~36)頃
楽しい。うまいなあ。
着物の描き分けも見事。
踊る人の躍動感すばらしい。
物売りの表情も豊かだ。
宮川長春がすきだなあと思いました。繊細で軽やかなところが好み。
年末にギャラリーで宮川長春の肉質浮世絵を見て、いいなあと思っていたので、また違う作品を何点もみられてうれしかったです。
時世粧百姿図
初代歌川豊国
文化13年(1816)
武家の進物
細かい。美しい。着物の柄が華やか。鮮やかだ。
料理屋の店先
渋い。着物かっこいいな。人物が個性的に描き分けられてる。当時の世俗が分かって見ていておもしろい。絵に動きもある。
常盤津の師匠
髪結いの帯の青がきれい、キラキラしてる。稽古つけてる様子。台所も描かれていて様子がわかって面白い。飯炊きのお婆さんがいる。
いい絵具を使っているなあと思った。
美人愛猫図
葛飾北斎
享和~文化年間(1801~18)<
猫が老人みたいだ。
胸の中に抱いてる。
忘れられない絵だなあ。
蹄斎北馬
桜の墨堤図
天保年間(1830~44)
着物の柄が細かくて美しいこと!貝、小鳥。
絹の地がキラキラしてる。
川にも小鳥がかわいい。
花を欲しがってすそをひっぱる子供の表情が楽しそう。
小林清親
祭芸者図
明治30~大正4年(1897~1915)
藤の花の下、ほのぼの、笑顔。
ほっとする。
作品数が多くて見ごたえがありました。
全体に濃厚!
高価な絵具を使って注文主のために描いた1点ものというのがよくわかった。
個人のコレクションだからそのひとの好みが反映されているのだろうな。
貴重な肉筆浮世絵をたくさん一度にみられてよかった。
ありがとうございました。
RICOH GR にて撮影。
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