夏目漱石の美術世界展 ~月に秋草図屏風2013年06月26日

東京藝術大学大学美術館


夏目漱石の美術世界展


東京藝術大学大学美術館へ行きました。

展覧会は5月に内覧会に行ったので2回目です。
2013年05月31日 夏目漱石の美術世界展



酒井抱一の「月に秋草図屏風」が6月25日(火)から展示になっています。
酒井抱一、好きです♪
前売券購入したのがあったので見に行ってきました。





他にも、前回来た時から展示替えがあって今回初めて見た作品がありました。
その中からいいなと思った作品の感想です。





橋口五葉
『吾輩ハ猫デアル』上編 ジャケット画稿
1905 年
小さい人形を猫人間かな、が持っています。
かわいい。
橋口五葉の絵は本当に楽しい。


伊藤若冲
梅と鶴
18 世紀
見たかった作品です。うれしい。若冲大好きです。
一本足、その上に乗った卵のような体。
一筆で描かれた丸み、羽の柔らかさも分かります。
梅の力強い幹もよい。全体の中でアクセントになっています。
枝のカクカクもいいなあ。


酒井抱一
月に秋草図屏風
19 世紀
たくさんの種類の秋の草が大胆に描かれています。
真ん中あたりに大きい月。銀が錆びて黒いです。
近くでじっくり見ることができてうれしかったです。


渡辺崋山
驟雨図扇面
19 世紀
いいなあと思いました。線がいい。
強い風雨のなか人々が進んでいます。
洒落てる。簡略化された線で、動きを感じます。



横山大観
瀟湘八景
1912 年

江天暮雪
うまいなあ。
山の青、緑と人の色とをシンクロさせてバランスをとってる。
山の雪がふっくら。

漁村返照
仕事を終えて夕焼けの中くつろぐ男たち。
夕方の黄金の光が水と大気にいっぱいに照りかえしてる。いい。
子供が楽しそうです。





2回目だとゆっくり落ち着いて見ることができてよかったです。
ロセッティの「レディ・リリス」やウォーターハウスの「人魚」をまた見られたのはうれしい。



楽しかったです。来てよかった、と思いました。
ありがとうございました。




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夏目漱石の美術世界展
会期: 2013年5月14日(火)- 7月7日(日)
午前10時 - 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日: 毎週月曜日
会場: 東京藝術大学大学美術館
東京新聞:夏目漱石の美術世界展
東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo University of the Arts

巡回展
2013年7月13日(土)- 8月25日(日)
静岡県立美術館|Shizuoka Prefectural Museum of Art

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酒井抱一と江戸琳派の全貌




版画芸術 150―見て・買って・作って・アートを楽しむ 特集:橋口五葉



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