デ・キリコ展 ― 2014年11月04日
内覧会に参加しました。
104点が展示されている、回顧展です。
デ・キリコの作品を一度にたくさんみるのは初めてなので、楽しみにして行きました。
1919年
ヘルメス像、生きてるみたい。
こちらには幾何学的なモノ。右の立ってる箱の底に皿?とビスケットが貼りついてる。
ヘルメス像は机のあちらからヌッと出てる。
歪んだ遠近法。
憂鬱なような、不安のような、あこがれのような。
いいなあ!
自画像
1922-25年頃
かっこいい。劇画的。
顔だけ着色されている。ふてぶてしい目。
手が大きい。
下になるにつれモノクロ。それは、下に向かって石になっているんだそう!
もはや偉人になりかけている。自負。自信。
右にあるのは黒いカーテンかな、自分自体が飾ってあるみたい。
1921年
自然な構図。丁寧な筆使い。
素描がたくさん。
古代ローマの建築物、剣闘士、馬、手、ドラクロワの模写など。
イーザの肖像
1934-35年
女性。すてき。なごやかな表情。
画家の手
1930年
大きい手。ガッと掴んでる。
ローマ風景のための習作(塔)
1934-35年
細かく文字も入っててすてき。
モダンな素描もある。とても幅広いんだな!
1948年
さわやか。
ヴェネツィア、パラッツォ・ドゥカーレ
1957年
美しいマティエール。麗しい。
建物と街並みと海、船。
細かく、力強く、描き込まれている。見てて楽しい。
デ・キリコによると、ヴェネツィアは「きわめて形而上学的な都市」。
1955年
いい。力強い。
頭は卵にリボン?みたいな、マネキン。
全体にくすんだトーン。味がある。
噴水と邸宅の風景のある形而上的室内
1955年
画中画もある。貼りつけたビスケットもある。いろいろ集合。
不安を与えるミューズたち
1974年
室外の舞台。
遠くがかすんでない、どこまでもクリア、真空みたい。
3つのマネキンや彫像。長い影。
左のマネキンはあちらを見て立ってる。
右向こうの彫像が、ハアイ!と手をあげてあいさつしてる。
真ん中のは箱に座ってリボン卵みたいな頭はずして休んでるのかな。
慰めのアンティゴネ
1973年
面白い。深いな。
マネキンにすることで、感情のみが表されている。感覚だけが伝わってきた。
頭のいつも使っていない所が刺激されたような感覚になった。
新鮮な感覚。
燃えつきた太陽のあるイタリア広場、神秘的な広場
1971年
一見すると明るい、と思いきや、すべてが止まって終わってる感覚になる。
すべてのものに影がない。
輝く太陽と影の太陽がチューブでつながってる。
神秘的な動物の頭部
1975年
自画像。このたれ目はそうだろう。
考古学や古代建築物という初期の頃のイメージが寄り集まって馬の顔になってる。
表現したもので自分が成っている。
デ・キリコ自身が、「自分の画を理解できるのは世界で2、3人」と述べていたそうです。
作品たちを見ていると、ひるまない自負を感じました。
デ・キリコ、楽しかったです。とてもよかった!
チケットあるのでもう一回行きます。ゆっくり見たい♪
ミュージアムショップにて。
パナソニック 汐留ミュージアム
開館期間:2014年10月25日(土)~12月26日(金)
開館時間:午前10時より午後6時まで (入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週水曜日(但し12月3・10・17・24日は開館)
RICOH HDMIケーブル HC-1 ― 2014年11月18日
GRで撮った動画をTVにつないで観るため、
RICOH HDMIケーブル HC-1を買いました。
これでフルHDで撮影した動画をちゃんとTVで観られます♪
TVで観てみました。
GRは動画もきれいだなあ。
撮影時にエフェクト、クロスプロセスをかけたので、かっこいい。
大満足です。
恵比寿ガーデンプレイス ~1 ― 2014年11月22日
恵比寿ガーデンプレイス ~2 ― 2014年11月22日
RICOH GR にて撮影。
今年のバカラのシャンデリアは特別♪
大きいです。
そして繊細です。
ほんとうにきれい。
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