オートクチュール展 ― 2016年04月05日

三菱一号館美術館へ行きました。
本展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館館長オリヴィエ・サイヤール氏の監修。
昔のドレスでも、今でも最先端だと感じるものがたくさんありました。
すてきでした。

イヴニング・ケープ
1898 年-1900 年頃
絹ベルベット、編み縄模様の絹リボンのアップリケ、絹モスリン、
機械レース
赤色のケープに黒の模様が大胆。
オートクチュールの創始者ウォルトの作品。
1898年にこんなすてきなデザインがあったんだ!

クリスチャン・ラクロワ
イヴニング・アンサンブル
《クー・ド・ルーリ》
1991 年秋冬
ウールとシュニール、金ラメのニット、絹ジャカード、絹オーガンザ
上半身は現代的なニット。スカートの大ぶりのモチーフはオートクチュールの創始者ウォルトをオマージュしているそうだ。
スカートの生地は7メートルもある。後ろに膨らんだシルエットがクラシカルだ。

イヴニング・ドレス《楽園》
1925 年頃
絹ツイル、金属糸とビーズ、ラインストーンの刺繍、フウチョウの
羽根飾り、絹タフタの花飾り
繊細なクリーム色の絹の生地に、刺繍とビーズとラインストーンがたくさんつけられている。上品な輝き。
フウチョウの羽飾りが豊か。
ストンとしたシルエットが1920年代のアール・デコを感じさせる。

イヴニング・ドレス《青い鳥》
2006 年秋冬
プリーツ加工した絹ジャージー、玉虫織のモスリン、絹オーガンザ
長く引く布が青い鳥の尾のよう。ドレスはシースルーで大胆だ。
歩くと薄い布がふわふわ揺らいですてきなんだろうなあ。

イヴニング・ドレス
1937 年頃
絹ベルベット
すてき。腰にやわらかなドレープがあり、その他はしとんと下まで布が優しく落ちていく。
奥ゆかしくて優雅で、なんてすてきなドレスだろう。
触ったらやわらかいんだろうな。
このドレス好き。

イヴニング・コート
1934 年秋冬
ロドイド(合成樹脂)を織り交ぜたウール、絹サテン
面白い生地だ。この年代に、とても冒険的だな。楽しい。

イヴニング・ドレス
1947 年
ビスコースのジャージー
ウエストが高くてきゅっと閉まっている。細いなあ。
生地が体に沿って流れるよう。美しい。素敵なドレス。見とれちゃう。
好きだなあ。


イヴニング・グローブ《爪》
1936 年
スエード、金属の爪のアップリケ
黒のグローブに金属の爪がついている。
面白い!かっこいいなあ。
すごくモードだ。いましていてもかっこいい。

イヴニング・ドレス
1970 年秋冬
ウール・クレープ、絹のシャンティイ・レース
背中は大胆にかなり下までのベアバックで、レースがあしらわれいる。
黒のレースは近づいて見ると、細くてふわふわ、非常に繊細だ。
前はきちっとした印象で露出が少ない。
貞淑さと挑発的な姿が巧みな線で品よくバランスされている。
モデルが着ている写真が有名。

ウェディング・ドレス
1944 年
サテン地のキルティング、ブレード装飾
この展覧会で唯一のウェディングドレス。
カルヴェン
イヴニング・ドレス《恍惚》
1945 年春夏
アセテート・レーヨンのニット、ペキン絹、アセテート・レーヨンのジャージー
明るい春の輝きを感じるようなドレス。すてき。この部屋に入った時、ぱっと空気が明るくなったように感じた。
戦争の物資不足でオートクチュールでは使われないような生地が使われている。
上記のウェディングドレスや、明るい色彩のドレスは戦争が終わった喜びがあふれているようだ。

パンツスーツ
1999 年春夏
グレンチェック、絹の機械刺繍、リボンのアップリケの縁飾り、
金属と螺鈿のボタン
グレンチェックのかっこいいパンツスーツ。
上着の裾からアシンメトリーに生地が後ろへ伸びている。
爽やかなブルーの花の刺繍で縁取られていて女性らしい華やかさがある。
裏に縁取られたピンクのリボンが見えている。歩くと揺らいでちらちら見えるのかな。
個性的なスーツ。
クリスチャン・ディオール
1956 年春夏
ゼラチン・シルバー・プリント
すてき。華やかで、かつ憂いがある。
ジャック・エイム
1955 年春夏
ゼラチン・シルバー・プリント
かっこいい。ひきつけられる。

イヴニング・ドレス《パルミール》
1952 年秋冬
絹サテン、ビーズとスパンコール、ラインストーン、レーヨン糸、
ラメ糸の刺繍
ウィンザー公爵夫人がディオールに注文したとされる。
パール・グレーの絹サテンにたくさんのビーズやスパンコールなどが刺繍されている。
気品があって、華やか。
シルエットが上半身はピタッとしていて、スカートは丸くふくらんでいて女性らしい。
バレンシアガ
イヴニング・ドレスとペティコートのイヴニング・
アンサンブル
1967 年春夏
アブラハム社製ガザール織り、ナイロン・チュール、
型押しした絹タフタとオーストリッチの花飾り
淡いピンクのやさしい色のドレス。とても個性的なシルエットだ。
生地の織りが一様で美しい。
オーストリッチの羽毛がふわっふわで花が降っているようだ。
これぞオートクチュールだなあ。
楽しい展覧会でした。
ありがとうございました。

三菱一号館美術館
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