「明治有田 超絶の美」展2016年09月22日


泉屋博古館分館

有田焼創業400年記念
明治有田 超絶の美
―万国博覧会の時代
泉屋博古館 分館へ行きました。

内覧会に参加しました。

写真は美術館より特別に撮影の許可を頂いています。


解説、ありがとうございました。
明治の有田焼の特徴は、大作、大きな作品、と精密描写の2点だそうです。




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有田
《染付蒔絵富士山御所車文大花瓶》
1873(明治6)年
ウィーン万国博覧会の会場写真に写っている。
大きいなあ!
明治の有田焼では最大。金色は漆だそう。




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香蘭社(辻勝蔵)
《色絵鳳凰秋草文耳付花瓶》
1875(明治8)年~1879(明治12)年
色鮮やか。かわいくて素敵。




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精磁会社
《色絵鳳凰菊御紋入四足香炉》
1879(明治12)年~1897(明治30)年頃
とても精緻な文様が描かれている。形もバランスが取れていて、かわいい。
全体に金色の印象で、文様に使われている淡いグリーンと朱とともにトーンが上品。素敵だ。
白色もアクセントに効いている。




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香蘭社
《色絵獅子牡丹文大皿》
1875(明治8)年
大皿に3頭の獅子がだまし絵風に描かれている。
遊び心があるなあ。3頭とも見つけることができた。
図案も展示されている。




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特別出品
雪竹
《色絵花鳥文大花瓶》
明治時代
高さ60cmに及ぶ大作。
とても色鮮やか。美しい。




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香蘭社
《色絵亀甲地羽根文瓶(対)》
1902(明治35)年頃
皇室関係のお祝いの品。
おめでたい、きちんとした印象の作品。




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深川製磁
《色絵鳳凰文大花瓶》
1900(明治33)年~1920年代
陽刻、染付、青磁、色絵を駆使した豪華な作品。
陽刻と染付で表された鳳凰が美しいなあ。
雲気文が地文様でびっしり描かれていて息をのんだ。すばらしい技術だ。





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香蘭社
《色絵竹林文壺》
1879(明治12)年~1880年代
優しい色合い。見ていて安らぐ。
金にブルーの色使いがいいなあ。とても上品だ。





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洋食器の展示もあります。

写真はRICOH GRで撮影しました。



いろいろな有田焼をみることができました。
ありがとうございました。


明治有田 超絶の美 ―万国博覧会の時代
泉屋博古館 分館
会期:2016/9/24(土)~12/4(日)