三菱一号館美術館名品選2013 -近代への眼差し 印象派と世紀末美術- ― 2013年10月03日
三菱一号館美術館へ
内覧会に行きました。
三菱一号館美術館所蔵のどんな名品たちを見られるかな、
と楽しみにしていきました。
会場内の画像は主催者の許可を得て撮影・掲載しています。
ジャン=フランソワ・ミレー
ミルク缶に水を注ぐ農婦
1859年
しっかりした描き込み。
堅実な生活の様子がわかります。
背景にいるアヒルたちも丁寧に描かれいる。
こちらに向かって走ってくるのは勢いも感じられて生きてるみたい。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
麦藁帽子の女性
1888-90年
さわやかで可愛らしい横向きの絵。
ふと見るとたいへん豊満でどきっとしました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
長い髪をした若い娘
(無地藁帽子の若い娘)
1884年
お人形さんのよう。
陶器のように描かれています。
ブルーの眼が印象的。きれい。
切れ長の目、大人びた雰囲気。
引き付けられました。
ポール・セザンヌ
りんごとテーブルクロス
1879-80年
あまり大きくはない絵。存在感が強い。いい。
近くで見ると力強い筆致もわかってうれしくなりました。
暖炉の上に飾ってあってすてきだなあ。
ずっと見ていたくなりました。
クロード・モネ
草原の夕暮れ、ジヴェルニー
1888年
淡い色の空気。大きな絵です。
なごんだ雰囲気。
ルドンの「黒」はインパクト大。
どれも強烈です。
ルドンの内面。赤裸々に表現されているよう。
その次の部屋に入ると
そこはロートレックの世界。
華やかな空間だなあ。
まるでここがパリの歓楽街のよう。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ
1891年
大きいです。
華やか。
モーリス・ドニ
ばら色の船
1893年
すてき。しあわせな色。
夢のなかみたい。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
前向きのピエール・ルノワール
1893年
リトグラフです。かわいい。
ルノワールの作品はいつも色が印象的なので、かえってモノクロの作品に興味引かれました。色なくてもすてき。しあわせが伝わってくる。
オーギュスト・ロダン
アンリ・ベックの肖像
1893年
ドライポイント。線の1本まで見て取れてうれしい。何かのためのデッサンみたい。ササッと描いてる。
正面を真ん中に内向きに左右横顔も。
紙の左の方にあって、右は余白。
センスいいなあ。
アンリ・ファンタン=ラトゥール
聖アントニウスの誘惑
1893年
リトグラフ。
いい。すてき。
しっかりしたデッサン。力強い。
ヴァロットンの木版がたくさんありました。
むらのない黒の塗りつぶしの大きいのが特徴的。
当時の世相や風刺がきいた作品もあります。
瞬間とその少し先を予感させるような時の捉え方が絶妙だなあと思いました。
フェリックス・ヴァロットン
二十歳に・・・
1894年
兵隊さんたち。
配置。構図。巧みだなあ。
オディロン・ルドン
グラン・ブーケ(大きな花束)
1901年
大きな絵。パステルです。部屋に1枚で展示されています。
よく見ると、花がルドンの黒い作品のなかの顔に見えてきて、あ、これはルドンなんだ、と思いました。
ルドンが楽しくなって色がついてこぼれ落ちている。
しあわせなんだなあ。だからこの絵は特別な感じがするのかな、
などといろいろ思いました。
クロード・モネ
プティ・タイイの岬、ヴァランジュヴィル
1897年
大きな絵。
淡い色の集まり。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
パリスの審判
1908年
内から生命力あふれてます。活気があります。
肌の色、力強い。
モーリス・ドニ
「アムール(愛)」
1898年
たくさん並んで展示されていました。
しあわせな空間になってる。
しあわせを絵にしてる、と思いました。
楽しかったです。
2014-2015年の三菱一号館美術館展覧会スケジュールによると、2014年にはヴァロットンの展覧会が開催されるそうです。
ミレー展もあるそう。「種をまく人」が来るって♪ 楽しみだあ。
ありがとうございました。
RICOH GR
にて撮影。
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三菱一号館美術館名品選2013 -近代への眼差し 印象派と世紀末美術-
会期:2013年10月5日(土)~2014年1月5日(日)
会場:三菱一号館美術館
開館時間:10:00~18:00(金曜(祝日除く)のみ20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
※1月3日(金)は18時まで開館
休館日:月曜休館(但し、祝日の場合は開館し、翌火曜休館/12月24日は18時まで開館)、12月28日(土)~2014年1月1日(水・祝)
三菱一号館美術館名品選2013 近代への眼差し 印象派と世紀末美術
三菱一号館美術館
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