「ゴールドマンコレクションこれぞ暁斎!世界が認めたその画力」展2017年03月23日



Bunkamura ザ・ミュージアム


「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力」展
Bunkamuraザ・ミュージアムへ行きました。

ブロガー・特別内覧会に参加しました。
写真は特別な許可を得て撮影しています。

RICOH GRで撮影しました。






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象とたぬき
明治3(1870)年以前
かわいらしい。愛嬌ある絵。、暁斎の優しい目を感じる。
ゴールドマンコレクション始まりの一枚。





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鴉の絵がたくさんあった。
鴉の絵で世界に認められたそうだ。




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枇杷猿,瀧白猿
明治21(1888)年
猿が丹念に描かれている。画力がすばらしく、狩野派なんだなあ、と納得。
たくさん写生をして研究を重ねているのも分かる。


写生帳もたくさん展示されていたし、努力や鍛錬を重ねていたんだなあ。






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船上の西洋人
明治4-22(1871-89)年
ユーモラスな明るい表情。軽快なタッチで描いている。


隅田川今戸瓦焼きと渡し
明治3(1870)年以前
人々の暮らしを優しい目線で描いているのを感じる。丁寧に描いている。いいなあ。
こういう丁寧なきちんとした筆使いもとてもいい。落ち着いている。





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鬼を蹴り上げる鍾馗
明治4-22(1871-89)年
勢い、スピード感が伝わってくる。
伝統的ではない鬼と鍾馗の描き方。




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地獄太夫と一休
明治4-22(1871-89)年
奇想天外な絵をまた描いたのかなと思いきや、『本朝酔菩提全伝』や『一休骸骨』の内容を前提としている。
きちんと学んできた知識を元に組み立てていたりして、暁斎は、奇想天外、ではないんだな、と思った。国芳や狩野派もマスターいるんだもんなあ。





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百鬼夜行図屏風
明治4-2(1871-89)年
大きい屏風。
わいわい、えらいこっちゃ、などとという声が聞こえてきそう。ハロウィンにいそうなおばけもいて、なんだかかわいい。





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祈る女と鴉
明治4-22(1871-89)年
ハッとした。いい。
暁斎の絵師人生が凝縮されてるよう。
晩年に至った祈りの心と、絵師として世界に認められるきっかけとなった鴉。この鴉がとてもいい。
暁斎の心のなかを見たようだ。静かだ。




楽しい展覧会でした。
暁斎がいろいろ学んだ人だということを知っていたので、いろいろな画風があっても納得できた。展覧会HPを見てから行くと理解が深まると思う。

暁斎の全体をまんべんなくみることができました。ほんとに素晴らしいコレクション。
すてきな機会に感謝です。ありがとうございました。




これぞ暁斎!世界が認めたその画力

「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力」展
Bunkamuraザ・ミュージアム
2017/2/23(木)-4/16(日)