きままにろぐ

ブリヂストン美術館開館60周年記念
パリへ渡った「石橋コレクション」1962年、春
へ行きました。

とてもよかったです。

カミーユ・コロー
オンフルールのトゥータン農場
1845年頃
木々に守られているよう。素朴な風景。
女性たちが日だまりの中で作業している。
のどか。好きだなあ。あたたかい。

ポール・セザンヌ
鉢と牛乳入れ
1873-77年頃
モノ、形のとらえ方が本当にすばらしい。実物感がある。画面全体が張りつめています。

クロード・モネ
睡蓮
1903年
きれい。淡いブルーと淡いピンクベージュが混ざった水面。 春のよう。
穏やか。
ゆったり眺めていたいなあ。

クロード・モネ
黄昏、ヴェネツィア
1908年頃
情熱的。オリエンタル。
燃えているよう。
それが画面の上下端の青い空と海に溶けていく。

アンリ・ルソー
イヴリー河岸
1907年頃
見てて自然と笑顔になりました。
丁寧に描かれて書き込まれています。
かわいい。紳士淑女が点在してる。 遠近感とかめちゃめちゃなの、そんなことどうでもよくなって、なんかほのぼのしてきます。

ジョルジュ・ルオー
ピエロ
1925年
目をつぶって物思いにふけるようなようす。
ルオー好きだなあ。

パブロ・ピカソ
女の顔
1923年
石膏のような女の顔。
砂を混ぜた白い絵の具が印象的です。
髪と顔、影に茶色。
背景のブルー。
その3色でまとまっています。
完結。
そして高潔。

●コレクション展示

シュメール　女の胸像
紀元前24世紀
目の前に見て、紀元前24世紀のシュメールの女性に会った！という気持ちになりました。感動。
はっきりした目鼻立ち。長いウェーブした髪。
どしっとしている。

エジプト　レリーフ断片《アヌビス神礼拝図》
紀元前13世紀
気高い。

エジプト　彩色木棺
紀元前13世紀
木でもこんなにきれいな状態で残っているなんて感動です。細かい模様や色もわかってすてき。

カミーユ・コロー
ヴィル・ダヴレー
1835-40年
深緑の森、木漏れ日。
木々のにおいまで描いている。
穏やかな静寂。
左側には池があるのだろうか。
いいなあ。

フィンセント・ファン・ゴッホ
モンマルトルの風車
1886年
赤が入っていて効いてる。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢
1876年
思ったより全体にブルーが強い。
背景まで細かく描きこまれていて、色彩も使っていて、織物みたいです。
足を組んで座る、おしゃまさん。

パブロ・ピカソ
腕を組んですわるサンタンバンク
1923年
色使いが単純でさすがだなあ。
優しく知的で伏せぎみなまなざし。
黒い線で描かれている、線がきれい。
そして彩色。
赤がインパクトある。

パウル・クレー
島
1932年
南の島かな。
あたたかい日を感じる。
少しオリエンタル。

藤田嗣治
ドルドーニュの家
1940年
モノトーンな部屋。
女性の写真のみカラーなのが印象に残りました。

安井曾太郎
薔薇
1932年
力強いタッチ、線で描かれている。
背景は黒。
とても力強い。
花瓶も大輪のバラも強い。

ブリヂストン美術館、初めて行きました。印象派のコレクションがいっぱい。 どの作品もすてき。ずっと見ていたい絵がたくさんでした。
ゆっくり過ごしたいな。また行きたい♪

すてきな展覧会をありがとうございました。

パリへ渡った「石橋コレクション」1962年、春

ブリヂストン美術館