レオナルド×ミケランジェロ展2017年07月11日


三菱一号館美術館

レオナルド×ミケランジェロ展
三菱一号館美術館へ行きました。

内覧会に参加しました。
特別な許可を得て撮影しています。


レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ・ブオナローティ、両者の作品をテーマに沿って対比しています。



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素描は画家の繊細な線を間近でみられるから好きです。
楽しい。




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ミケランジェロ・ブオナローティ
《〈レダと白鳥》〉の頭部のための習作》
1530年頃
頭部の影の付け方、彫刻家なんだな、と思った。




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レオナルド・ダ・ヴィンチ
《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》
1483-85年頃
左のまぶた、頬の白いハイライトが効果的。
ふっくら、なめらかな肌の質感だ。思わずその頬に触れたくなるような。
「この世で一番美しい素描」と評されているそう。




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ミケランジェロ・ブオナローティ 
《背を向けた男性裸体像》
1504-05年 
のびやかで力強いなあ。



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レオナルド・ダ・ヴィンチ
 《髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?)》
1502年頃
同じ人物の顔を3つの角度から描いている。
正面からの顔、目線がとても繊細だ。




「レダと白鳥」のテーマは両者とも絵画となっていながら失われ、追随者による模倣によってのみオリジナルの姿が偲ばれる。

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書簡の展示。
ミケランジェロは詩作を好んだ。素描の余白や書簡の裏面に書きつけることが多かった。

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ミケランジェロ・ブオナローティ
十四行詩(ソネット)「私にはわかりません、…待ち焦がれた光なのか」
1533年8月
こういうの見るのも好き。楽しい。




【7月11日から公開】
ミケランジェロ・ブオナローティ
(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)
《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》
1514-1516年

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大きい。1室まるまる使っての展示だ。
制作途中で左頬の大理石に黒いきずが出てしまってそのまま放棄された。


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部分にミケランジェロの表現が見てとれる。日本で鑑賞できるなんて、うれしいなあ。




興味深い展覧会でした。楽しかったです。
ありがとうございました。

RICOH GRで撮影しました。




2017/6/17-9/24



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